シニア猫と暮らしていると、いつか必ず向き合うことになるのが「食欲の変化」です。
歳を重ねると食べる量が少し減ることはあります。
でも、ある時から私はリリを見ていて、「これは今までとは少し違うかもしれない」と感じるようになりました。
ご飯を食べない。
それは猫と暮らす中で、飼い主が最も不安になるサインの一つです。
今回は、18歳まで一緒に暮らしたリリが、ご飯を食べなくなっていった最後の2ヶ月について書いてみようと思います。
最初は「少し食欲がないだけ」だと思っていた
最初は本当に小さな変化でした。
いつもならすぐ食べるご飯を少し残す。
でも、お気に入りのおやつは食べる。
そんな感じだったんです。
リリはグルメだし、今日はいつもの気分じゃないのかな。
そう思い、いつもとは違うちょっと値段の高いご飯を買ってあげたりしました。
そうすると、食欲が戻ってきたんです。
そんなこんなでその時は、正直そこまで深刻には考えていませんでした。
「ちょっと様子を見ても大丈夫かな」と思っていたんです。
少しずつ「食べない日」が増えていった
でも、少しずつ変化は続いていました。
以前より食べる量が少ない。
食べるスピードも遅い。
大好きだったものへの反応も弱い。
それでも全く食べないわけではないから、「まだ大丈夫かな」と思いたかった自分もいました。
シニア猫との暮らしでは、こうした小さな変化の判断が本当に難しいと感じます。
「気にしすぎかな」と「やっぱり何かある気がする」のあいだで、何度も揺れていました。
体重が教えてくれた現実
私が本格的に不安を感じ始めたのは、体重でした。
食欲の変化以上に、体重は正直です。
リリは少しずつ、でも確実に体重が減っていきました。
病院で検査を受けた時には、大きな異常は見つかりませんでした。
それでも私は、「なんとなく違う」という気持ちを消すことができませんでした。
今思うと、あの違和感は間違っていなかったんだと思います。
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それでもリリは、いつも通り過ごそうとしていた
今振り返ると、一番印象に残っているのはここです。
体調は少しずつ変化していたはずなのに、リリは最後まで「いつも通り」でいようとしていました。
お気に入りの場所で寝る。
私の後をついてくる。
撫でるとゴロゴロ喉を鳴らす。
だからこそ私は、余計に現実を受け入れたくなかったのかもしれません。
「この子はまだ大丈夫」と信じたかった気持ちが、どこかにありました。
「食べない」は想像以上に怖かった
猫と暮らしている人なら分かると思います。
ご飯を食べない。
それだけで、本当に不安になります。
何を出したら食べるだろう。
どうしたら少しでも口にしてくれるだろう。
そんなことばかり考えるようになっていました。
そして気づけば、「食べてくれるだけで嬉しい」、そんな毎日になっていたんです。
今だから伝えたいこと
今でも思います。
もしシニア猫が、少しずつ食べる量が減っている・体重が落ちている・なんとなく元気がない。そんな変化が続いているなら、どうか「歳のせい」で終わらせないでほしい。
もちろん老化による変化もあります。
でも、病気のサインが隠れていることもあります。
私自身、リリからそのことを教えてもらいました。
「迷ったら受診」。後悔してから気づくより、早めに動くことの方が大切だと、今は強く感じています。
まとめ|食欲の変化は、小さなSOSかもしれない
- シニア猫は少しずつ食べ方が変わることがある
- 食欲低下と体重減少が続く時は要注意
- 「なんとなく違う」は大切なサイン
- 迷った時は早めの受診を
シニア猫との暮らしでは、毎日の変化が本当に小さいことがあります。
だからこそ、その小さな変化に気づけるのは、毎日そばにいる飼い主だけです。
リリとの最後の2ヶ月を振り返るたびに、私はそう強く感じています。

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