第7話|リフォームしたケージと、少しずつ始まった覚悟

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2026年2月22日(日)

今日は猫の日。

2月22日。

ニャンニャンニャンの日だ🐈


でもリリの食欲は戻るどころか落ちる一方だった。


ついにパウチ1袋も完食できなくなった。


歩き方もよろよろしている。


つい昨日まではケージの一番上まで登れていたのに。


後ろ足だけじゃない。

前足の筋肉も落ち始めているようだった。


私は決意した。


リリちゃんのケージをリフォームします🔨


今までは高さ1メートルほどの3階建て。

でも今のリリには危険かもしれない。


誰もいない時に登って落ちたら。

ケガをしたら。


そう思うと放っておけなかった。


段差を低くする。

ステップを付ける。

あれこれ試す。


でもなかなか上手くいかない。


結局、

高さ1メートルの3階建てから、

高さ20センチほどの2階建てへ。


かなり思い切ったリフォームになった。


その様子をリリは後ろから見ていた。


ものすごく不満そうに。


工事監督みたいに。


リフォームが終わる。


リリが確認しに来た。


中に入る。


そして。


スッ・・・


去っていった。


ああ。


お気に召さなかったらしい(笑)


以前3階部分があった場所をじーっと見つめていた。


「ここにあったよね?」


そんな声が聞こえてきそうだった。


ごめんね。


でも誰もいない時に頑張って登って落ちる方が心配だったんだよ。


2026年2月23日(月)

朝・夜の2回に分けてステロイドを飲ませるようになってから、

夜中の辛そうな様子は少し減った。


それだけでも少し安心した。


でも食欲は戻らない。


今日もパウチ1/3袋。


毎日が不安だった。


朝起きる。


ご飯を確認する。


食べているか確認する。


それだけで一喜一憂する日々だった。


2026年2月24日(火)

今日もパウチ1/2袋。


夕方、仕事を早めに切り上げて病院へ向かった。


先生

「ステロイドをかなり使っているので、肝臓の数値を確認しましょう。」


ママ

「お願いします。」


そして点滴とステロイドもお願いした。


採血。


でも先生が少し困った顔をしている。


「リリちゃん、血取れるかなあ。」


体が弱って血圧が下がると、針を刺しても血が上がってこないらしい。


何とか必要最低限の採血が終わった。


結果を待つ。


5分くらいだったと思う。


でもとても長く感じた。


リリは早く帰りたくて鳴いている。


もう少し頑張って。


そう思いながら待った。


そして結果が出た。


先生

「あちゃーーー。」


ママ

「どうしました?」


先生

「腎臓の数値がね・・・だいぶきてるみたい。」


とうとう。


リリの腎臓が悲鳴を上げていた。


数値は測定できる上限を超えていた。


つまり、

どこまで悪くなっているのか分からない状態だった。


先生

「肝臓は大丈夫そうなんだけどね。」


「腎臓がね。」


「おしっこが作れなくなると体に毒素が溜まってしまう。」


そう説明を受けた。


そして、

点滴とステロイドを少し多めに入れてもらった。


帰り道。


私は考えていた。


リリちゃん。


もうそんなに長くはないのかもしれない。


でも。


少しでも楽に過ごしてほしい。


苦しくない時間を増やしてあげたい。


それだけだった。


この頃から私は少しずつ覚悟を始めていた。


奇跡を願いながらも、

残された時間が長くないことを、

どこかで感じ始めていたのかもしれない。

(第8話へ続く)

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