第8話|リリと約束をした日

Uncategorized

2026年2月25日(水)

今日は朝からあまり食欲がない。

そしてリフォームしたケージを寂しそうに見つめていた。


今日は仕事が休み。


そうだ。


リリちゃんがケージの上に上がりたいなら、ママが抱っこしてあげればいい。

降りたくなったら降ろしてあげればいい。


早速、ケージの再リフォームが始まった。


そしてリリを最上階へ。


すると、とても安心した顔をしていた。


最上階から部屋を見渡している。


行きたかったんだね。


そこはリリにとって安心できる場所だったんだ。


今日は天気も良かった☀️


日向ぼっこもするかなと思っていたら、しばらくして降りたそうにしていた。


抱っこして降ろしてあげる。


すると、いつもの日向ぼっこの場所へ向かっていった。


リリが自分でできないことは、ママがやってあげるからね。


それだけだった。


お昼頃。


私がリビングでうとうとしていると、

久しぶりにリリが布団の上へやってきた。


今思えば、

これがリリのエンジェルタイムだったのかもしれない。


気持ち良さそうにしているリリを見ながら、

私はたくさん話しかけた。


「大好きだよ」


「かわいいね」


何度も何度も。


そして、その日。

私はリリと一つの約束をした。


「もしリリが虹の橋を渡る時は、ママとパパがいる時にしてね。」


「ひとりぼっちの時に逝かないでね。」


返事はもちろんない。


でも私は真剣に話していた。


ただ、

なぜか聞いてくれている気がした。


その日は一日中リリと過ごした。


とても穏やかな一日だった。


ただ一つだけ。


リリの口から、今まで嗅いだことのない匂いがしていた。


何とも言えない異臭。


ああ・・・。


きっとこれが尿毒症の症状なんだ。


そう思った。


相変わらず水ばかり飲んでいる。


ふと思い立って、久しぶりにカリカリを出してみた。


すると。


少しだけ食べた。


ああ。


カリカリも食べたかったんだね。


きっと。


その姿がなんだか嬉しくて、

私はしばらくリリを眺めていた。


今振り返ると、

この日は不思議なくらい穏やかだった。


病気のことも。

不安なことも。

全部忘れて、

ただリリと一緒に過ごした一日だった。


そして私はまだ知らなかった。


この約束を、

リリが本当に守ってくれることを。

(第9話へ続く)

コメント

タイトルとURLをコピーしました